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外壁のひび割れをコーキングにてDIY補修する際の注意点や商品の選び方
今回は、外壁にクラックや割れが出来ているのを発見した際にコーキング材で応急処置を行うと思った際どのようなコーキングを選んだら良いのか?
結論から言いますと変性シリコンコーキングを使用して下さい。
注意点等は?気になってもわかりずらい事を解説したいと思います。
どのコーキングを選んだら良いか?
ホームセンター等でコーキング材を入手する際に色んなメーカーの物や種類があり、どれを選べばいいかわかりにくいです。
実際数種類あり用途や補修に適していない物まで混在しています。
ホームセンターで入手できるタイプの物を説明します。
コーキング材の特徴・用途の説明
ポリウレタン系シーリング
- 塗装可能
- ノンブリードタイプ有 (非汚染系)
- 上に塗装をしないと耐久性が悪い為損傷が早い。その為単独仕上げは不向きである(上に塗装を行う前提で使用する)
- 用途 上に塗装を行う場合に使用する・ALC・コンクリート
シリコンシーリング
- 非常に耐久性に優れる
- 自己密着力が強い
- 安価である
- 周囲を汚染する特徴有り(特に染み込みやすい石材系に使うと汚れが出やすい)(撥水汚染)
- 塗料が密着しない (塗装をいずれ行う予定の箇所には絶対使用しないで下さい)(上に塗装できるようになる専用プライマーもありますが気休め程度と思っています)
- 他タイプのコーキング材もこのシリコンコーキングの上には乗らないです。
- 用途 塗装を行わない箇所・室内各箇所・水回り・ガラス周り
変性シリコンシーリング
- 塗装可能
- ノンブリードタイプ有(非汚染系)
- 上に塗装をしなくても耐久性が良い
- 単独仕上げで使える
- 幅広い適応性
- 自己密着力が弱くプライマーを使用しないと密着しない
- 用途 塗装を行う箇所・塗装を行わない箇所・サイディング・ALC・タイル・サッシ周り・コンクリート・金属
この他にも色々な種類がありますがホームセンターに置いてある商品は上記の3種類が大半です。
またシリコンコーキングと変性シリコンコーキングは名前が似ていて区別が付きにくいですが性質は全く違いますので注意して下さい。
特にシリコンコーキングは塗装をする箇所には絶対使用しないで下さい。
シリコンコーキングが外壁や塗装面に使用してあると塗料が十分に密着しない為、外壁塗装の際にとても困ります。
(接着力が高くガリガリ削っても綺麗に除去するのは大変困難ですし手間も余分にかかります。ほとんどの場合綺麗に撤去できないケースが大半です)
場所によっては仕上りが悪くなったり、早期に塗装が剥がれたりするので外壁の補修等には絶対に使わないでほしいです。(本当に厄介なんです。汗)
外壁の補修には変性シリコンを選択すれば間違いないです!
(外壁塗装の際にコーキング工事を行う場合、変性シリコンで工事を行うケースが大半です)