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見積書で比較すべき点・注意点
見積書って項目が多すぎて、わかりにくい!
比較するのも大変ですよね。。でも確認しないといけないですよ~
私たちが、相見積もりで他社さんの分を見してもらっても、その場では気づかなかったり、これって細かい内容が聞かないとわかりにくいなと感じる事が多いです。
今回は塗装工事専門で行っている筆者が教える見積もりの比較すべき点・注意点を解説したいと思います。
自宅の外壁・屋根の㎡数 面積の把握
まず、見積書に記載してある㎡数(塗装面積)を把握して下さい。
㎡数(塗装面積)は計測方法により各業者さんピッタリ合わない場合もよくあります。
【具体例】
・建物等の実計測を行わず図面上で大まかに行っている場合。
塗装する㎡数(平米数・塗装面積)を、わざと少なく記載してお得だと勘違いさせるような業者もいるのでキチンと自宅の面積を把握して下さい。
「平米数が少ないと正直だ!」「安くなるので客の得にしかならない」と思う心理を利用した手口です。
塗装㎡数に差があると値段も当然違いますので、ご自宅の㎡数は知っておくべきです。
次回の外壁塗装時にも役立ちますので。
塗装する部位・塗装以外の必要な工事・施工箇所の把握
確認するにも項目が多く、場合によっては塗装してくれないの?なんてケースもありますのでよくご確認ください。
特に、付帯部項目は多くあり
「雨樋・水切り・シャッターBOX関連・庇・破風板・軒天・雨戸・エアコン配管カバー・幕板」
確認しにくいケースが多いです。
項目が少ない・塗る箇所が少ない方が単純に安くなります。
ここは塗る・塗らないを明確にしていないと後々困りますので確認しましょう!
使用する塗料のグレード・耐久性の確認
皆さん気にされる塗料のグレードですが、部位毎にグレードが違う!?なんて場合も見受けられ注意が必要です。
【例】外壁屋根はグレード表記があるが、付帯部はグレード表記がない・わからないような表示をしている。
F・Si 等の語尾表記で区別している塗料もあるのに記載していないのも見受けられます。
※Fはフッ素、Siはシリコン、Uはウレタン等のグレードを示すアルファベットの場合がある。
内容の明記があるか(使用する塗料名・塗装回数・下塗の有無・下処理の有無)
ここは、本当にわかりにくい場合が多いです!
手抜き工事の手段として多い、塗装回数・下塗り・下処理を省き人件費・材料費を浮かすケース。
(2回塗を1回で済ましてしまうと単純計算でかかる人件費・材料費が半分になる。※塗装工事費で一番かかる経費は人件費です)
【実際に見かけた怪しい例】
・水切り・雨戸・鉄部等の付帯部の必要な下塗り・下処理があるのかわからない。
・塗回数の記載がない。(外壁・屋根はあるが、付帯部はない)
・商品名の後ろにグレード表記がある塗料なのに、グレード表記していない。
その為、塗装工事内容の明記が無いとトラブルになった際に後々逃げられる可能性もあります。
【例】何回塗ると記載が無ければ、何回でも大丈夫と解釈によってはなってしまう。
(ちゃんと塗りましたって言われて、うやむやになるケースが多いです)
そういったトラブルに遭遇してしまうかもしれませんのでよく確認して下さい。
部材に適した塗料が選定されているか
塗料は部位ごとに適した塗料がございます。
同一塗料ですべての物を塗ってしまったほうが、部位別に材料を数点用意するよりも同一で済むため材料費が抑えられます。
その様な事もあり、同一塗料で工事を行う業者が稀にいますが今後のメンテナンス時に困ってしまう可能性もございますのでご注意下さい。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
項目が多く、わかりにくく感じてしまいますがキチンと記載がある場合でも確認は必要です。
今回、紹介した項目はよくチェックしましょう。