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外部木部 白木仕上げ クリアー仕上げ ナチュラル系カラーのメンテナンス方法について
神社の建物や温泉などの檜などにある白木仕上げ。
木の風合い・色味を生かした着色せずのクリアー仕上げ・白木仕上げ・薄いナチュラル系カラー。
最初は綺麗ですが、劣化してくるとカビや黒ずみ・木部の灰色化・日が当たる当たらない箇所の日焼け跡・染みなど色が薄いために茶色等の濃色と比べて汚れが目立つケースが多いです。
今回はそのような仕上げのメンテナンス・塗装方法や注意点を説明したいと思います。
汚れが目立ちやすい 白木・クリアー・ナチュラルカラー仕上げ
茶色や黒色の濃色仕上げは塗料の色が濃く上記の汚れが目立ちにくいのですが、
白木・クリアー仕上げ等は塗料の色が薄い為、隠蔽力が少なく汚れが目立ちます。
このような状態から新築時のような綺麗さを取り戻したいのであれば、カビ・黒ずみ・灰色化の汚れを数種類の薬品を使用して洗浄・ペーパー掛けを行い素地が出るまで綺麗にしてから塗装しないと綺麗になりません。
白木仕上げの場合、塗装して綺麗にすると言うよりも、薬品洗浄やペーパー掛けを行い木を綺麗にしてから白木仕上げ塗料やクリアー塗装を行い劣化やカビ汚れ灰色化等が進行するのを遅らせるという考えが正しいです。
薬品洗浄施工例
このように薬品洗浄で綺麗にしてから仕上げ塗料を塗装する事になります。
白木仕上げ、クリアー仕上げ、ナチュラル系の仕上げを希望の場合、濃色(茶色や黒色)の場合の様に同じ塗料を塗るだけで終わりではなく、薬品洗浄やペーパー掛けを行わないといけないので、それを行う費用+塗装費用が掛かるため濃色の施工の場合より割高になります。
・通常の茶系統色・黒色仕上げ
「塗装作業のみ」
・白木・クリアー・ナチュラルカラー仕上げ
「塗装作業+薬品洗浄・ペーパー作業」
白木仕上げの場合、汚れが目立ちやすいのでこまめな塗装メンテナンスが必要です。
(木はそうゆうものだと割り切るのもアリですが)
薬品洗浄を行わず現状より濃い色(茶・黒系)にて塗装を行うほうがトータルで見ると手間や費用が掛からず楽になります。
「*注意点として、濃い色を塗装するとその塗装した色より薄くに戻すのは困難です。
ペーパー掛けで表面に素地が出るまで削り落とすのも物理的にはいけるのですが木部の材質によっては時間が経つと痩せが発生して綺麗に落とせない場合もあります。
オイルステイン塗料専用の剥離剤ステントル等を使用して素地を出すのも可能ですが手間がかかります。」
古いお宅の木がだんだん黒色になっていくのはこのような事が関係しているかも。
手間暇かかる白木・クリアー仕上げですが、綺麗にしているとやはり立派なものですし余裕があるなと思うのが個人的な感想です。
(この仕上げを好む方は大きな家の方が多いですので)
住宅の外壁塗装時に行う箇所の中でも、外部の木部は一番劣化が早くメンテナス頻度が多いです。
その中でも白木仕上げは一番手間暇かかります。
どのようにしていこうかお困りの方は当店までご相談ください。
費用面や今後のメンテナンス等ご提案させていただきます。